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鹿本銘茶ができるまで
茶摘みから製品になるまで『12』もの工程を経て製品化されます。
生茶葉100kgから作られる製品(仕上茶)は、約12〜18kgです。
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茶摘み
毎年、4月下旬ごろからお茶摘みが始まります。お茶の葉は手で摘んだり2人用の茶摘み機や乗用の茶摘み機で摘み取られます。 - 2
蒸熱(じょうねつ)
お茶の生葉は、みどり色を保ったり、青臭さを取るために高温の蒸気で蒸します。蒸す時間は、玉緑茶で30〜80秒。 - 3
葉打(はうち)
蒸しあがったばかりのお茶の葉を、葉ぶるい攪拌(かくはん:かき混ぜる操作)しながら、熱風で乾かします。お茶の葉特有の色合いが保たれます。時間は8〜15分。 - 4
粗揉(そじゅう)
お茶の葉を攪拌したり、揉んだりしながら熱風で乾かします。お茶の色合いや風味はここで作られます。 - 5
揉捻(じゅうねん)
お茶を作る工程で、唯一熱を加えない工程です。形を整えながら、茶葉全体の水分を均一にします。時間は40〜50分。 - 6
中揉み(なかもみ)
揉捻工程で、団子状になった茶葉を、解したり揉んだりしながら、水分を熱風で均一に乾かします。時間は10〜16分。 - 7
中揉(なかじゅう)
お茶の葉を軽く揉みながら、熱風で乾燥を進めます。均一に水分を除き、茶葉を擦りながら細くする工程です。時間は25〜35分。 - 8
再乾(さいかん)
玉緑茶と煎茶の違いはこの工程です。茶葉を回転させ乾かし、お茶の葉自らの力を借りて形を作ります。時間は第一再乾20〜25分、第二再乾9〜12分。 - 9
乾燥
ここで十分に乾燥させます。これによってお茶は貯蔵しやすくなり、このお茶を「荒茶(あらちゃ)」といいます。温度70~80℃、時間30〜40分。 - 10
仕上
形状がふぞろいの荒茶をふるいにかけて、大きいお茶を取り除いたり、静電気を使って茎を取ります。 - 11
選別
仕上機でとり切れなかった茎を取ります。エアー(圧縮空気)で白い色の茎茶だけを抜き出します。 - 12
合組(ごうぐみ)
毎日出来上がったお茶を、ランク別に混ぜ合わせ袋に詰めて出荷します。
袋詰め
工程1:茶摘みの風景
加工場へ茶葉を持ち込む様子
工程2:蒸器から出てきた様子
工程2:蒸器から出てきた様子
工程5:揉捻(じゅうねん)
緑茶のふるさと熊本
お茶といえば静岡県や福岡県が有名ですが、実は熊本は県内全域でお茶が生産されているお茶どころです。
熊本で最もよく飲まれているお茶は「玉緑茶」で、日本有数の生産量を誇ります。
山鹿お茶街道
山鹿市の北部を通る県道18号は「山鹿お茶街道」とも呼ばれ、道沿いに山鹿茶を生産販売するお店がいくつもあります。
おいしいお茶ができるのには、山間を流れる渓谷の清水から潤いを得るその地形が関係しており、程よい湿度と日差しにより、やさしく茶葉は育ちます。
蒸し製玉緑茶
全国でよく飲まれているのは煎茶ですが、熊本で最も多く飲まれているのは蒸し製玉緑茶です。
爽やかな味と甘み、豊かな香りが特徴です。
Q、鹿本銘茶の味の特徴は?
上品で風味豊かなお茶です。お茶といえば静岡茶や福岡県の八女茶が有名ですが、そちらに負けない香りと味わいです。
Q、収穫時期はいつ?
毎年5〜6月頃に収穫され、収穫してすぐに加工されます。
Q、価格の違いは何の違い?
ベテランの茶葉職人が毎年、茶葉の色、飲んだ時の仕上がり具合を比較しランク付けをしております。
価格が高いものはかぶせ(遮光)してひと手間掛けた一番茶の中でも、出来が良いものを選抜しています。
リーズナブルなものは一番茶と二番茶をブレンドし、さらに1袋の茶葉の容量が多くなっています。
目的や飲む頻度に合わせてお選びください。
Q、開封前の茶葉の保存方法は?
袋詰めされた茶葉は密封した状態であれば、そのままの状態で保管します。
Q、開封後の茶葉の保存方法は?
開封後は酸化を防ぐため、密閉性と遮光性を兼ね備えた容器を使用し、冷蔵庫ではなく冷暗所にて保管するのがおすすめです。
温度や湿度、空気や光などの影響を受けやすいため、品質が劣化しないように保存することがポイントです。